新型コロナウイルスワクチン接種対策室
チャレンジした内容
新型コロナウイルスワクチン接種では、接種医療機関から報告いただいた翌週接種分のワクチン量に基づき、毎週金曜日にバイアルの配送を行っております。
しかし、接種医療機関からの報告手段がFAXだったため、報告書の入力や要求量の再確認など、医療機関・市役所双方にとって時間と手間がかかっていました。(下記図「ワクチン要求から配送までの流れ」の①②の部分)
そこで、医療機関・市役所双方の事務負担を軽減するために、GoogleフォームとAppSheetを活用した新型コロナワクチン管理アプリを開発しました。
医療機関は、パソコンやスマートフォンからGoogleフォームを使って必要なワクチン数を申請することができ、申請完了後には入力内容を確認できるメールが届くため、あとからでも要求量を確認することができます。
市役所では、医療機関から報告された要求量をアプリを使用してワクチンごとに割り当てます。ワクチンの割り当て結果は自動集計されるため、配送するワクチン量を一覧で確認でき、各ワクチンの在庫量も一目で把握することができるようになりました。
要求フォームと管理アプリの画面
チャレンジャーズからの一言
新型コロナウイルスワクチンの管理については、令和6年度以降も市役所が事務を担う可能性があったため、中津市医師会の先生方に相談・協力をいただき、ワクチン要求のオンライン化と在庫管理アプリの導入に取り組みました。
医療機関の混乱を防ぐため、FAXとオンラインを併用しているため、現状ではオンラインで要求する医療機関はまだまだ少ない状況です。そのため、オンライン申請のメリットをさらに周知し、ワクチン管理の効率化を図っていきたいと思っています。