市民に身近な「中津流DX」
中津市では、デジタル技術を用いることで市民の生活をより良いものへと変革する「中津流DX(デジタルトランスフォーメーション)」を進めています。このブログでは、中津流DXで開発した市民に身近なデジタルサービスの活用方法をご紹介します。皆さん自身のスマートフォンで気軽に使えるサービスです。
第2回目のテーマは「消防×DX」です。
消防のデジタル化(DX)って? 何が思い浮かびますか?
実は「安心して暮らせるまちづくり」に大きく関係しているのです!
中津市消防本部は、令和3年度から様々な形でデジタル化(DX)の取り組みを強化しています。今回はその一部をご紹介します。
各種申請のオンライン化
火災から命を守るために一度は消防訓練を行った経験はありませんか?
特に工場や福祉施設、大規模店舗などに勤務している方は、経験があるのではないでしょうか?
この「消防訓練の届出と報告」は、法令に基づいて必ず行わなければならず、今までは多くの事業所が消防署へ出向き手続きを行っていましたが、利便性を向上させるため、オンライン化に取り組みました。
また、消防には応急手当の講習依頼も多くあります。こちらもオンラインで申請できるようにしたほか、講習そのものもZoom形式のオンラインで受講できるようになりました。
オンライン化により、現在では紙での申請がほとんどなくなり、申請者からも「わざわざ消防署に行かなくて済むので便利になった」と好評です。
【オンラインフォームへのリンク】
業務の効率化
デジタルの活用は、消防署内の事務に関しても多く取り入れられています。
例えば
災害などの状況確認は、ビジネスチャットを使ってその場で画像を撮影・共有
救急件数などの統計作業も紙からデータで瞬時に
消防のデジタル化(DX)は、救急出動等で職員が手薄になりがちな消防の特殊性を助け、業務の効率化に大きな効果を発揮しています。
このようなことは、緊急な現場に対応できる人材を十分確保できることにもつながるので、「安心して暮らせるまちづくり」に役立っていますね!
「安心して暮らせるまちへ」
消防のデジタル化(DX)に中心的に取り組んだ小林さんによると「最初は署員も抵抗が大きかったが、今では逆に提案を受ける機会が多くなった」と署員の意識が大きく変わってきていると感じているようです。
小林さんは「まだまだ質を高め、取り組むべき余地もある」と、さらなるデジタル化に取り組むことを意気込んでいます。
「安心して暮らせるまちづくり」につながる、今後の消防×DXに期待しましょう!