情報推進課 和田
学校教育課 折元
保育施設運営室 宮本
チャレンジした内容
RPAは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、普段人が行う定型的なパソコン操作をロボットが代替して自動化するデジタルツールです。
公立幼稚園や認定こども園を担当する部署においては、保育料無償化に伴って「預かり保育料の無償化」にかかる作業が毎月発生していたため、RPAを使って自動化を試みました。
RPAソフトで自動化するシナリオを作成するには、ソフトの特性を理解することが重要です。今回のシナリオ作成でも、当初は入力画面のボタンをうまく認識しないところがありましたが、入力ボタンを一度画像認識させた後に構造認識に変更することでうまく動かすことができました。
毎月約400件処理していた作業が自動化されたため、1か月で約13時間、年間で約156時間の効率化となる見込みです。また、RPAの処理依頼や完了報告はすべてチャット上で行うため、担当課は電算室に来ることなく毎月の処理が完了するようになりました。
チャレンジャーズからの一言
作業担当者からは「空いた時間を別の業務に割り当てることができるので残業が減った」と好評です。
RPAの効果は、自動化による作業時間の削減だけでなく、「ミスの起こりやすい単純作業をやらなくて済む」という職員のメンタル上の効果も非常に大きいと感じているため、多くの業務で活用を進めていきたいと考えています。
中津市が使用している福祉総合システムとRPAの相性がよいことが判明したので、まずは同システムを使っているその他の入力事務でも自動化シナリオを作成し、RPA稼働率を上昇させたいです。
また、現在は基幹系の事務処理を中心にRPAを活用していますが、内部系の事務処理への拡大も検討中です。