感染者数が急増する4番目の山
中津市では2022年7月13日までに、延べ4594名の方が新型コロナウイルスに感染したと報告されています。大分県が公開している新型コロナウイルス患者属性情報を使用して、公表日別の患者数をグラフにしてみると、2022年7月から4番目の山が現れ、感染者数が急激に増加していることがわかります。
第1波:2021年8月から2021年9月
第2波:2022年1月から2022年4月
第3波:2022年5月から2022年6月
第4波:2022年7月から
第3波では、ワクチン接種が進んでいる高齢者の割合は大きく減少した一方で、10歳未満が最も多く21.9パーセントを占めるなど、感染者の低年齢化傾向が見られました。スマホでグラフをタッチすると年代ごとの感染者数と割合を見ることができます。パソコンではグラフの上にカーソルを置いてください。
これに対して2022年7月から始まった第4波では、60歳以上の感染者数が占める割合が大幅に増加しています。
第3波と第4波とを比べると、全感染者数に占める60代の割合が3.0%が7.3%へ、70代では2.6%が5.8%へ、80歳以上では1.3%が3.3%へと、60歳以上で軒並み倍増しています。
専門家によれば、現在置き換わりが進んでいる新型コロナウイルスの「BA・5」は、免疫を回避する力が強く、ワクチンを3回接種していても感染する可能性があるとのことです。しかし依然として、ワクチンには重症化を防ぐ効果があるとのことですので、60歳以上の方にはできるだけ早い4回目接種と、基本的な感染予防対策の再徹底で、自分自身を守ることが重要です。